「毎日掃除しているし、部屋は清潔なはずなのに、なぜかハエが飛んでいる…」
そんな経験はありませんか?生ゴミを放置しているわけでもないのに、どこからともなく現れるハエに、不快な思いや衛生面での不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、あなたが「清潔」だと思っている環境にも、ハエにとっては格好の住処となる”見えない発生源”が潜んでいる可能性があります。
この記事では、清潔なはずの家にハエが寄ってくる意外な原因を突き止め、今日から実践できる具体的な駆除・予防策まで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、しつこいハエとの戦いに終止符を打ち、快適で衛生的な空間を取り戻すことができるはずです。
>>コバエを来させない為にコレを買う事にしましたあなたの家は大丈夫?清潔な家でもハエを招く5つの意外な発生源

ハエはわずかな汚れや臭い、湿気さえあれば、どこでも発生・繁殖することが可能です。まずは、自分では気づきにくい、家の中に潜むハエの発生源をチェックしてみましょう。

うちは玄関ドアを開けた時に入って来ることが多いです!
宅配便来た後にハエを見る確率がとても高いですね。
第1位:排水溝のぬめりとヘドロ
キッチンや洗面所、お風呂場の排水溝は、一見きれいに見えても内部には髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れなどが溜まり、ぬめりやヘドロが発生しています。特にチョウバエなどのコバエは、このヘドロをエサにし、卵を産み付けます。
- チェックポイント
- キッチンの排水溝: 食材のカスや油汚れが蓄積しやすい場所です。排水溝のフタやゴミ受けカゴだけでなく、その奥のトラップ部分に汚れが溜まっていることが多く、ここが主な発生源となります。
- お風呂場の排水溝: 髪の毛やシャンプー、石鹸のカスがヘドロ化し、チョウバエの温床になります。定期的な掃除を怠ると、幼虫が大量発生する可能性があります。
第2位:観葉植物の土と受け皿

癒やしを与えてくれる観葉植物も、実はコバエの発生源になり得ます。土に含まれる有機肥料や、湿った土の環境は、キノコバエにとって絶好の産卵場所です。
- チェックポイント
- 土の表面: 土が常に湿っていたり、腐葉土などの有機質の土を使っていると、キノコバエが湧きやすくなります。
- 受け皿の溜まり水: 水やりの際に受け皿に溜まった水を放置していませんか?このよどんだ水は、ハエだけでなく他の害虫にとっても理想的な水飲み場や繁殖場所となってしまいます。
第3位:ゴミ箱から漏れるわずかな臭い

蓋付きのゴミ箱を使っていても、ハエは非常に嗅覚が優れているため、人間には感じられないわずかな隙間からの臭いを嗅ぎつけて寄ってきます。ゴミ箱自体に汁や汚れが付着していることも原因の一つです。
- チェックポイント
- ゴミ袋の口: ゴミ袋の口がしっかりと縛られていないと、そこから臭いが漏れ出し、ハエを強力に引き寄せます。
- ゴミ箱本体の汚れ: ゴミを出す際に、ゴミの汁がゴミ箱の底に垂れていませんか?この汚れが腐敗し、新たな臭いの発生源となります。特に夏場は腐敗のスピードが速いため注意が必要です。
ペットのエサの食べ残しや排泄物

犬や猫などのペットを飼っているご家庭では、ペット周りの環境がハエの発生源となることがあります。動物性のタンパク質や排泄物の臭いは、ハエにとって非常に魅力的なものです。
- チェックポイント
- フードボウル: 食べ残しのドライフードやウェットフードを長時間放置すると、ハエが寄ってきて卵を産み付けることがあります。
- トイレ周り: ペットのトイレ砂やシートは、こまめに掃除・交換していても、わずかな排泄物の臭いが残りがちです。トイレ本体やその周辺の床なども定期的に清掃する必要があります。
第5位:外部からの侵入経路

家の中をどれだけ清潔に保っていても、外からハエが侵入してきては元も子もありません。ハエは数ミリの隙間さえあれば、簡単に家の中に侵入してしまいます。
- チェックポイント
- 網戸の破れや隙間: 小さな破れや、窓枠との間にできたわずかな隙間は、ハエの格好の侵入経路です。
- 換気扇やエアコンの配管: 意外な盲点ですが、換気扇のフィルターが汚れていたり、エアコンのドレンホースから室内に侵入してくるケースもあります。
【実践編】ハエを徹底的に駆除・予防する3ステップ
原因がわかったら、次はいよいよ対策です。「発生源を断つ」「寄せ付けない環境を作る」「侵入させない」という3つのステップで、ハエのいない快適な家を目指しましょう。
ステップ1:発生源を断つ!徹底掃除術
まずは、ハエのエサや産卵場所となる発生源を徹底的に掃除し、根本から断つことが最も重要です。
- 排水溝の掃除
- 液体パイプクリーナー: 市販のパイプクリーナーを使い、定期的にヘドロを溶かして除去しましょう。月に1〜2回の使用が効果的です。
- 重曹とクエン酸: 環境に優しい方法として、排水溝に重曹を振りかけ、その上からクエン酸水(またはお酢)を注ぐと、発泡して汚れを浮き上がらせます。その後、熱湯(60℃程度)を流すとさらに効果的です。
- ポイント: 排水溝のフタやゴミ受けだけでなく、外せるパーツはすべて外してブラシでこすり洗いをすることで、卵や幼虫も物理的に除去できます。
- 生ゴミ・ゴミ箱の管理
- 水分をしっかり切る: 生ゴミは、ハエの発生原因となる腐敗臭の元です。捨てる前にぎゅっと水分を絞り、新聞紙やキッチンペーパーに包んでから捨てると臭いを大幅に抑制できます。
- ゴミ箱の丸洗い: 月に一度はゴミ箱を空にして、中性洗剤で丸洗いし、しっかりと乾燥させましょう。汚れや臭いがリセットされ、清潔な状態を保てます。
- 観葉植物の手入れ
- 土の表面を覆う: キノコバエ対策として、土の表面を赤玉土や化粧砂などの無機質な用土で2〜3cm覆うと、産卵を防ぐことができます。
- 水やりは控えめに: 土の表面が乾いてから水やりをするようにし、常にジメジメした状態を避けましょう。受け皿の水は必ずその都度捨ててください。
ステップ2:ハエが嫌がる環境を作る
掃除と合わせて、ハエが本能的に嫌がる環境を作り、寄せ付けない工夫を取り入れましょう。
- ハッカ油スプレーを活用する
- ハエはミント系のスーッとした香りを嫌います。手軽に作れるハッカ油スプレーは、予防策として非常に効果的です。
- 作り方: スプレーボトルに無水エタノール10mlとハッカ油20滴程度を入れてよく混ぜ、さらに精製水90mlを加えて混ぜ合わせれば完成です。
- 使い方: 網戸や玄関、ゴミ箱の周り、キッチンの三角コーナーなど、ハエが寄り付きやすい場所に吹きかけておきましょう。天然成分なので、小さなお子様やペットがいるご家庭でも比較的安心して使えます。
- ハーブやアロマの香りを置く
- ミントの他に、ラベンダー、レモングラス、ローズマリーなどもハエが嫌う香りとして知られています。
- 活用法: これらのハーブの鉢植えを窓際に置いたり、ドライハーブをポプリにして吊るしたり、アロマディフューザーで香りを楽しんだりするのもおすすめです。香りによるリラックス効果も得られ、一石二鳥です。
ステップ3:外部からの侵入をシャットアウト
家の中の対策が万全でも、外からの侵入を許していては意味がありません。物理的にハエの侵入経路を塞ぎましょう。
- 網戸の点検と補修
- 定期的に家中の網戸をチェックし、小さな穴やほつれがないか確認しましょう。もし見つけたら、ホームセンターなどで手に入る補修シールを使えば、自分で簡単に修理できます。
- 窓枠と網戸の間に隙間ができている場合は、隙間テープなどを貼って塞ぐと効果的です。
- ドアの開閉は素早く
- 玄関やベランダのドアを開けっ放しにしない、出入りの際は素早く開閉するなど、基本的なことですが意識するだけで侵入のリスクを減らせます。
- 特に、夜間は室内の光に虫が寄ってきやすいため、注意が必要です。
どうしてもハエがいなくならない時の最終手段
ここまでの対策を試してもまだハエに悩まされる場合は、便利な対策グッズやプロの力を借りることも検討しましょう。
用途に合わせて選ぶ!効果的なハエ対策グッズ
市販のグッズを上手に活用することで、より確実な駆除が期待できます。それぞれの特性を理解し、ご家庭の状況に合ったものを選びましょう。
- 置き型コバエ取り
- 特徴: ハエが好む香りで誘引し、容器内のゼリーで捕獲するタイプです。置くだけで手軽ですが、効果が出るまでに少し時間がかかります。
- おすすめの場所: キッチンやゴミ箱のそばなど、特にハエが発生しやすい場所にピンポイントで設置すると効果的です。
- 殺虫スプレー
- 特徴: 飛んでいるハエを直接狙って駆除できるため、即効性が高いのが魅力です。ただし、薬剤を使用するため、食品や食器にかからないよう注意が必要です。
- 使用のポイント: 小さなお子様やペットがいる空間での使用は避け、使用後はしっかりと換気を行いましょう。
- めんつゆトラップを自作する
- 特徴: 家庭にあるもので簡単に作れる、ショウジョウバエに特に効果的なトラップです。
- 作り方: 小さな容器に「めんつゆ」と「水」を1:1の割合で入れ、食器用洗剤を2〜3滴垂らすだけ。洗剤の界面活性剤の効果で、ハエが液面に止まると溺れてしまいます。
\すっごい取れるけどもちが悪い/

めったにコバエ発生しないならコバエホイホイがいいと思う!
あっというまにコバエ集まるよ。
大量発生時は専門業者への相談も
「いろいろ試したが一向に減らない」「どこから湧いているのか全くわからない」といった場合は、害虫駆除の専門業者に相談するのも有効な選択肢です。プロの目で発生源を正確に特定し、根本的な駆除を行ってくれます。
まとめ
清潔にしているつもりでも、ハエは私たちが気づかないようなわずかな原因を見つけて発生・侵入します。大切なのは、ハエの習性を理解し、彼らにとって魅力的な環境を作らないことです。
今回ご紹介した、
- 【発生源の特定と除去】 排水溝や観葉植物など、意外な盲点をチェックし清掃する。
- 【ハエが嫌う環境づくり】 ハッカ油やハーブの香りで寄せ付けない。
- 【侵入経路の遮断】 網戸の隙間などを塞ぎ、物理的に入れないようにする。
という3つのステップを実践することで、ハエの悩みは必ず解決できます。ぜひ今日から一つでも試してみて、清潔で快適な暮らしを取り戻してください。
お酒にも結構コバエ集まるんですよね。
晩に飲んで残ったお酒にコバエが浮いているのを朝に何回か発見しました。
自作するならめんつゆが一番簡単でいいと思います!