象印のスチーム式加湿器は、お手入れが簡単で清潔に使いやすいことから人気があります。
ただ、購入を考えたときに気になるのが電気代ではないでしょうか。
「象印の加湿器は電気代が高いって本当?」
「毎日8時間使ったら、1か月でいくらかかる?」
「24時間つけっぱなしにすると電気代がすごいことになる?」
スチーム式は水を加熱して蒸気を発生させるため、気化式や超音波式に比べて消費電力が大きくなる傾向があります。
実際に2026年モデルの象印EE-DG50を定格の加湿時消費電力で計算すると、毎日8時間で1か月約3,050円が目安です。
ただし、これは湯沸かし立ち上げ時の電力を含まない試算であり、実際の使用料金とは異なります。
この記事では、象印の加湿器の電気代について、最新モデルの仕様をもとに詳しく解説します。
電気代の節約方法や、他の加湿方式との違いも紹介するので、購入するか迷っている方は参考にしてください。
象印の加湿器は電気代が高い?1時間・1か月の料金を比較

まずは、象印のスチーム式加湿器を使用した場合、どれくらいの電気代がかかるのか確認してみましょう。
2026年モデルの電気代一覧
今回は、2026年発売の代表的な4モデルを比較します。
電気代は、電力料金目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。
| 型番 | 加湿時消費電力 | 1時間 | 1日8時間×30日 |
|---|---|---|---|
| EE-MC20 | 190W | 約5.9円 | 約1,414円 |
| EE-DG35 | 305W | 約9.5円 | 約2,269円 |
| EE-DG50 | 410W | 約12.7円 | 約3,050円 |
| EE-TC60 | 450W | 約14.0円 | 約3,348円 |
※各モデルの標準・強運転時の定格加湿時消費電力から算出。湯沸かし立ち上げ時の電力は含みません。
例えば、EE-DG50を1日8時間、30日間使用した場合の計算は次のとおりです。
410W ÷ 1,000 × 8時間 × 30日 × 31円 = 3,050.4円
つまり、定格の加湿時消費電力で運転した場合、1か月あたり約3,050円になります。
ただし、実際には室内の湿度に合わせて運転が調整されたり、途中で停止したりするため、必ずこの金額になるわけではありません。
また、使用開始時には水を沸かすための電力も必要です。
象印 加湿器の電気代シミュレーター
使用時間を変更すると電気代が自動計算されます
1か月の概算電気代
1日あたり 約102円
※加湿時の定格消費電力を使用した単純計算です。 湯沸かし立ち上げ時の消費電力は含みません。 実際の電気代は水温・加湿モード・室内湿度・ 運転制御・電力契約などによって異なります。 電力単価の初期値は31円/kWhです。
電気代を比較するときは、加湿運転中の料金だけでなく、湯沸かし時の消費電力にも注目しましょう。
毎日8時間と24時間つけっぱなしではいくら違う?
象印の加湿器を長時間使用した場合の料金も比較してみます。
| 型番 | 1日8時間 | 1日12時間 | 1日24時間 |
|---|---|---|---|
| EE-MC20 | 約47円 | 約71円 | 約141円 |
| EE-DG35 | 約76円 | 約113円 | 約227円 |
| EE-DG50 | 約102円 | 約153円 | 約305円 |
| EE-TC60 | 約112円 | 約167円 | 約335円 |
※定格の加湿時消費電力でそれぞれの時間運転した場合。湯沸かし時の電力を除く概算です。
例えばEE-DG50なら、8時間の加湿運転分は約102円ですが、24時間では約305円になります。
同じ条件で30日間使用すると約9,151円です。
ただし、これはあくまで計算上の比較です。
象印の加湿器には水タンクの容量や連続加湿時間に限りがあり、給水なしで24時間強運転できるわけではありません。
実際の使用では給水や湯沸かしを繰り返すことになります。
また、自動運転では加湿量が調節されるため、一定の消費電力で24時間動き続けるとは限りません。
24時間使用したい方は、電気代だけでなく、連続加湿時間や給水回数も確認しましょう。
湯沸かし時は985W!電気代が高くなる理由
象印の加湿器の電気代を考えるうえで重要なのが、運転開始時の湯沸かしです。
EE-DG35やEE-DG50では、湯沸かし立ち上げ時の消費電力が985Wとなっています。
一方、加湿時の消費電力は、それぞれ305Wと410Wです。
つまり、運転中ずっと985Wを消費するわけではありません。
象印の公式FAQでは、EE-D型の湯沸かし開始時(水温20℃・満水状態)について、35サイズは約15.3円、50サイズは約17.8円と案内されています。
これはメーカーが示す条件での測定例です。
実際の料金は、投入する水の量や温度、運転条件などによって変わります。
加湿運転中の電気代だけで計算すると、実際の料金を低く見積もってしまう可能性があるため注意してください。
象印の加湿器の電気代が高いのはなぜ?

水を沸騰させるスチーム式だから
象印のスチーム式加湿器は、水を沸かして蒸気を発生させる仕組みです。
水を加熱するには電力が必要なため、ヒーターを使用しない気化式や超音波式に比べると、消費電力が大きくなりやすくなります。
一方、スチーム式には次のようなメリットがあります。
- 水を沸騰させてから加湿する
- フィルターを使わない製品が多い
- 広口容器でお手入れしやすい
- 超音波式で見られる白い粉が部屋に広がりにくい
電気代が高くなりやすいのは事実ですが、清潔さや掃除のしやすさを重視する人には魅力のある方式です。
加湿能力が高いモデルほど消費電力が大きい
象印の加湿器は、部屋の広さに合わせて複数のサイズが用意されています。
例えばEE-DG35とEE-DG50では、加湿時の消費電力と加湿能力が異なります。
| 比較項目 | EE-DG35 | EE-DG50 |
|---|---|---|
| 加湿時消費電力 | 305W | 410W |
| 定格加湿能力 | 350mL/h | 480mL/h |
| 水タンク容量 | 3.0L | 4.0L |
| プレハブ洋室 | ~10畳 | ~13畳 |
| 木造和室 | ~6畳 | ~8畳 |
EE-DG50は広めの部屋を加湿できる一方で、消費電力も大きくなります。
ただし、小さなモデルを選べば必ず節電になるわけではありません。
部屋に対して加湿能力が不足すると、希望する湿度までなかなか上がらず、長時間運転が必要になることもあります。
部屋の広さに適したモデルを選ぶことが、快適さと電気代のバランスを取るポイントです。
象印の加湿器と気化式・超音波式はどちらが電気代が安い?
電気代を重視するなら、他の加湿方式と比較しておくことも大切です。
加湿器にはスチーム式のほかに、気化式・超音波式・ハイブリッド式があります。
| 加湿方式 | 電気代の傾向 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| スチーム式 | 高め | 水を加熱して加湿 |
| 気化式 | 低め | フィルターに風を当てる |
| 超音波式 | 低め | 水を細かい霧にする |
| ハイブリッド式 | 機種による | 複数の方式を組み合わせる |
※消費電力は製品や運転モードによって異なります。
電気代だけなら気化式が有利
気化式は、水を含んだフィルターに風を当てて加湿する方式です。
ヒーターで大量の水を沸かす必要がないため、一般的にスチーム式よりも消費電力を抑えやすい特徴があります。
例えば、仮に消費電力10Wの気化式加湿器を1日8時間、30日間使用した場合、電気代は約74円です。
一方、象印EE-DG50の定格加湿時消費電力410Wで同じ時間を計算すると、約3,050円になります。
ただし、これは消費電力の違いを説明するための仮定の比較です。同じ部屋を同じ湿度に保った場合の実測値ではありません。
気化式も機種によって消費電力や加湿能力が異なり、フィルターの手入れや交換が必要です。
超音波式は安いが白い粉に注意
超音波式は、水を細かな霧にして放出する方式です。
消費電力が小さいモデルが多く、電気代を抑えたい人には魅力があります。
ただし、水道水に含まれるミネラル成分が空気中に放出され、家具や床に白い粉が付着することがあります。
また、水を加熱しないため、タンクや水が触れる部分の衛生管理が重要です。
電気代の安さだけでなく、掃除の手間や使用する環境も考えて選びましょう。
スチーム式はお手入れの手間も含めて比較
象印のスチーム式加湿器は、フィルターがない構造が特徴です。
フィルターの洗浄や交換の手間が少ないことは、長期間使ううえでメリットになります。
ただし、容器の内側には水道水のミネラル成分が蓄積するため、定期的なクエン酸洗浄は必要です。
本体価格や電気代に加えて、掃除の時間や消耗品代まで考えると、自分に合った方式を選びやすくなります。
象印の加湿器の電気代を節約する方法5つ

象印の加湿器を使いたいけれど、できるだけ電気代は抑えたい。
そんな方は、使い方を工夫してみましょう。
1. 自動加湿の「ひかえめ」を活用する
象印の一部モデルには、室温と湿度を検知して運転を調整する自動加湿機能があります。
自動加湿には「しっかり」「標準」「ひかえめ」などの設定が用意されています。
必要以上に加湿しないようにすることで、無駄な運転を減らせる可能性があります。
ただし、「ひかえめ」にすれば必ず何%節電できるというわけではありません。
室内の乾燥状態や使用環境によって、運転時間や消費電力量は変わります。
2. 必要な時間だけ運転する
加湿器を使わない時間まで動かし続けると、電気代が増える原因になります。
例えば、外出中や部屋を使わない時間帯は、運転を見直してみましょう。
就寝前だけ使用する、タイマーを活用するなど、生活スタイルに合わせた使い方がおすすめです。
ただし、何度も電源を切って再運転すると、そのたびに湯沸かしが必要になる場合があります。
短時間のオン・オフを繰り返すことが必ず節電につながるわけではありません。
3. 部屋の湿度を確認する
加湿器を長時間運転する前に、湿度計で室内の状態を確認しましょう。
冬場の乾燥対策では40~60%程度をひとつの目安にできますが、結露やカビを防ぐためにも加湿しすぎないことが大切です。
すでに十分な湿度がある場合は、加湿量を下げたり運転を停止したりすることを検討しましょう。
必要以上に加湿しない使い方は、電気代を抑えることにもつながります。
4. 部屋に合ったサイズを選ぶ
象印の加湿器は、大きいモデルほど加湿能力が高くなる傾向があります。
広い部屋では大きめのモデルが適していますが、小さな部屋に過剰な加湿能力は必要ありません。
寝室、子ども部屋、リビングなど、使用する場所の広さを確認して選びましょう。
ただし、木造住宅とプレハブ洋室では適用床面積の目安が異なるため、畳数だけで判断しないことも重要です。
5. 定期的にクエン酸洗浄する
象印のスチーム式加湿器は、使い続けると容器の内側に白い水垢が付着します。
これは水道水に含まれるミネラル成分が蓄積したものです。
放置すると汚れが落としにくくなったり、湯沸かし音が大きくなったりすることがあります。
メーカー指定の方法で定期的にクエン酸洗浄しましょう。
なお、クエン酸洗浄そのものに明確な節電効果があるとは限りません。
電気代を直接下げる方法というよりも、加湿器を適切な状態で使い続けるためのお手入れです。
象印の加湿器はどれを選ぶ?2026年モデルを比較

象印の加湿器は、型番によって対応する部屋の広さやタンク容量が異なります。
ここでは、電気代と用途の両方から代表的なモデルを比較します。
EE-MC20|小さな部屋で電気代を抑えたい人向け
EE-MC20は、寝室や子ども部屋などの小さな空間に向いているコンパクトモデルです。
加湿時の消費電力は標準モードで190W、静音モードで134Wです。
プレハブ洋室で最大6畳までが適用床面積の目安となっています。
標準モードで1日8時間、30日間使用した場合、加湿運転分の電気代は約1,414円です。
大きな部屋には向きませんが、個室用として検討しやすいモデルです。
EE-DG35|寝室や小さめのリビング向け
EE-DG35は、3.0Lのタンクを搭載した長時間加湿タイプです。
加湿時の消費電力は305Wで、プレハブ洋室なら最大10畳まで対応します。
定格の加湿時消費電力で8時間使用した場合、電気代は約76円です。
小さめの部屋で長時間使いたい人に向いています。
EE-DG50|12畳前後のリビングにも対応
EE-DG50は、4.0Lのタンクを搭載し、プレハブ洋室で最大13畳まで対応するモデルです。
加湿時の消費電力は410Wで、1日8時間の加湿運転分は約102円となります。
電気代は35サイズより高くなりますが、加湿能力が大きいため、広めの部屋でも使いやすいのが特徴です。
リビングで使用する場合は、まず部屋の構造と広さに合っているか確認しましょう。
EE-TC60|広いリビング向けのハイパワータイプ
EE-TC60は、プレハブ洋室で最大17畳まで対応するハイパワーモデルです。
加湿時の消費電力は450Wで、定格加湿能力は600mL/hです。
1日8時間の加湿運転分は約112円、30日間なら約3,348円となります。
広い部屋を加湿できるのが魅力ですが、必要以上に大きなモデルを選ぶと購入費用や電気代の負担が増える可能性があります。
部屋の広さに見合ったモデルを選びましょう。
象印の加湿器は電気代が高くても買う価値がある?
電気代を比較すると、象印のスチーム式加湿器は必ずしも経済的とはいえません。
それでも検討する価値があるのは、お手入れのしやすさや清潔な蒸気による加湿を重視する人です。
象印の加湿器が向いている人
次のような方には、象印のスチーム式加湿器が候補になります。
- フィルター掃除の手間を減らしたい
- 加湿器を清潔に使いたい
- 超音波式の白い粉が気になる
- お手入れのしやすさを重視する
- 電気代より使いやすさを優先したい
特に加湿器の掃除が面倒で使わなくなってしまった経験がある方は、フィルター不要の構造にメリットを感じやすいでしょう。
象印の加湿器が向いていない人
反対に、次のような方は他の加湿方式も比較したほうがよいかもしれません。
- とにかく電気代を安くしたい
- 毎日24時間使用したい
- 熱い蒸気が出る製品を避けたい
- 消費電力の小さい加湿器を探している
特に長時間運転する場合は、気化式とのランニングコストの違いが大きくなる可能性があります。
また、象印のスチーム式は蒸気を冷却する構造ですが、吹き出し口付近は熱いため、小さな子どもやペットが触れない場所への設置が必要です。
象印の加湿器の電気代に関するよくある質問
Q. 象印の加湿器を24時間つけっぱなしにすると電気代はいくら?
EE-DG50を例に、加湿時消費電力410Wで24時間運転したと仮定すると、約305円です。
30日間では約9,151円になります。
ただし、これは定格の加湿時消費電力による計算で、湯沸かし立ち上げ時の電力は含みません。
また、実際には給水や運転制御があるため、24時間連続して同じ電力を消費するわけではありません。
Q. 象印の加湿器は弱モードにすれば電気代が安くなる?
運転出力が下がるモデルでは、消費電力量を抑えられる場合があります。
ただし、弱モードの電気代は型番や運転条件によって異なります。
また、湿度を一定に保つために長時間運転する場合もあるため、単純に強モードの半額になるとは限りません。
Q. 湯沸かし音セーブモードで電気代は安くなる?
象印公式FAQによると、湯沸かし音セーブモードと通常運転で電気代に違いはありません。
この機能は、湯沸かし時の音を抑えるためのものです。
節電機能ではないため、電気代を安くする目的で選ぶ必要はありません。
Q. 象印の加湿器は古いモデルと新しいモデルで電気代が違う?
同じサイズのモデルでは、旧型と新型で加湿時の消費電力が変わらない場合があります。
例えば、EE-DF50とEE-DG50はいずれも加湿時410Wです。
新型だから必ず電気代が安いというわけではありません。
型番ごとの消費電力や機能を比較してから購入しましょう。
Q. 象印の加湿器は一晩つけっぱなしでも大丈夫?
就寝時に使用する場合は、説明書に従い、平らで安定した場所に設置しましょう。
水タンクが空になると運転を停止する機能を備えたモデルもありますが、設置場所や安全上の注意を守ることが必要です。
また、就寝中の加湿しすぎを防ぐため、湿度の自動調整機能やタイマーも活用しましょう。
まとめ|象印の加湿器は電気代とお手入れのしやすさで判断しよう
象印のスチーム式加湿器は、水を加熱する仕組みのため、気化式や超音波式と比べて電気代が高くなりやすい傾向があります。
2026年モデルを定格の加湿時消費電力で計算すると、1日8時間・30日間の電気代は次のとおりです。
※湯沸かし立ち上げ時の電力を含まない概算です。
実際の電気代は、加湿モードや室内環境、運転時間、湯沸かし回数などによって変わります。
電気代だけを見ると気化式が有利ですが、象印にはフィルター不要でお手入れしやすいという魅力があります。
電気代の安さを優先するなら気化式、掃除のしやすさや清潔な加湿を重視するなら象印のスチーム式という考え方が選びやすいでしょう。
購入する際は、部屋の広さに合ったモデルを選び、使う時間や頻度も考えて比較してみてください。


